コラム

Column

ホワイトスポットとホワイトニング

[2024年09月08日]

ホワイトスポットとホワイトニングの関係

ホワイトスポットがある場合、ホワイトニングとの関係についていくつか考慮する点があります。ホワイトニングが歯全体の色を明るくするため、ホワイトスポットの見え方が変化する可能性があります。

1. ホワイトスポットが目立つ場合
ホワイトスポットがすでに目立っている場合、ホワイトニングを行うとその白い斑点がさらに強調されることがあります。これは、ホワイトニングが歯全体の色を均一に明るくする一方で、ホワイトスポット部分はそれ以上に白くならないため、コントラストが強調されてしまうためです。特に、軽度のホワイトスポットであれば、ホワイトニングの効果で斑点がより際立つ可能性があります。

2. ホワイトスポットが目立たなくなる場合
一方で、ホワイトスポットがそれほど目立っていない場合や、歯全体が均一に白くなる場合には、ホワイトニングによってホワイトスポットが逆に目立たなくなることもあります。これは、ホワイトニングによって歯全体が均一に白くなることで、ホワイトスポットと周囲の歯の色の差が縮まるためです。

3. ホワイトニング後の変化
ホワイトニング後、ホワイトスポットが最初は際立つように見えても、時間が経つにつれて色が馴染んでくることもあります。ホワイトニング直後はスポットが目立つことがありますが、数日から数週間経つと歯全体の色が落ち着き、ホワイトスポットが周囲の歯と同じように見えることがあります。

◯ホワイトスポットへの治療とホワイトニングの併用

ホワイトスポットが気になる場合、ホワイトニングだけでは問題が解決しないことが多いため、他の治療法を併用することが考えられます。以下は、ホワイトスポットへの治療法とホワイトニングの併用についてのいくつかの方法です。

1. レジン充填
ホワイトスポットが大きく目立つ場合、レジン充填という治療法があります。レジンは歯の色に近い樹脂で、ホワイトスポットを覆う形で詰め物を行うことで、斑点を目立たなくします。この治療を行った後にホワイトニングを行うことで、歯全体をさらに美しく整えることができます。

2. アイコン治療
アイコン治療は、歯を削らずにホワイトスポットを目立たなくする最新の治療法です。特殊な樹脂をエナメル質に浸透させることで、ホワイトスポットを改善します。アイコン治療後にホワイトニングを行うことで、より均一な白い歯を実現することが可能です。

◯ホワイトニング前の歯科相談の重要性

ホワイトスポットがある状態でホワイトニングを行う場合、事前に歯科医師に相談することが非常に重要です。歯の状態やホワイトスポットの原因によっては、ホワイトニングだけでは効果が不十分な場合や、逆に斑点が目立つリスクがあるため、適切な治療法を選択する必要があります。

⭐︎湯島なかがみ歯科ではホワイトスポット治療とホワイトニングを併用したい場合はホワイトニングから先に行い、色に問題なければアイコン治療でホワイトスポットを綺麗にします。

○まとめ

ホワイトスポットとホワイトニングの関係は、非常に複雑で、個々のケースによって異なります。ホワイトニングによってホワイトスポットが目立つ場合もあれば、逆に目立たなくなることもあります。ホワイトニングを検討する際は、事前にホワイトスポットの原因や状態を歯科医師に診断してもらい、最適な治療法を選ぶことが大切です。

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