インビザラインとワイヤー矯正の違い
[2024年11月30日]
インビザラインとワイヤー矯正の違い
1. 装置の形状と素材
・インビザライン
インビザラインは、透明なプラスチック製のアライナー(マウスピース)を使用します。患者ごとにカスタムメイドされ、歯にぴったりとフィットする設計です。装置は取り外し可能で、使用時もほとんど目立ちません。
・ワイヤー矯正
ワイヤー矯正は、歯の表面にブラケットを装着し、これに金属製のワイヤーを通して歯を動かします。ブラケットは金属製が一般的ですが、セラミックやプラスチック製で目立ちにくいものもあります。
2. 目立ちにくさ
・インビザラインは透明なアライナーを使用するため、装着時にほとんど目立ちません。人前に出る機会が多い人や、見た目を気にする人にとって大きなメリットです。
・ワイヤー矯正は金属ブラケットが目立つため、外見を気にする場合にはやや不利です。ただし、クリアブラケットや白いワイヤーを選べば、ある程度目立ちにくくすることが可能です。
3. 取り外しの可否
・インビザラインは患者自身で簡単に取り外せます。食事や歯磨きの際に取り外せるため、口腔衛生を保ちやすく、食事の制限も少ないです。
・ワイヤー矯正は装置が固定されているため、取り外しはできません。そのため、食事の際には特定の食品(硬いもの、粘着性のあるものなど)を避ける必要があります。また、ブラケットの周りに食べ物が詰まりやすく、歯磨きがやや難しくなります。
4.痛みや不快感
・インビザラインは滑らかなプラスチック製のため、口内の不快感が少なく、装着初期の違和感や痛みも軽減されることが多いです。ただし、新しいアライナーに交換する際には、若干の痛みを感じる場合があります。
・ワイヤー矯正では、ワイヤーやブラケットが口内を刺激することがあり、特に装置を装着した直後や調整後に痛みを感じることがあります。また、口内炎ができやすくなる場合もあります。
7. コスト
・一般的に、インビザラインの費用はワイヤー矯正よりも高いことが多いです。治療の複雑さやクリニックの立地によって異なりますが、インビザラインは最新の技術を用いるため、コストが上がる傾向にあります。
・ワイヤー矯正は、金属ブラケットを使用する場合、比較的コストが抑えられます。ただし、見た目を気にしてセラミックブラケットなどを選択すると、費用は高くなる場合があります。
8. 患者の協力の必要性
・インビザラインでは、1日20~22時間の装着が推奨されています。これを守らないと治療計画が遅れることがあります。そのため、患者の自己管理が非常に重要です。
・ワイヤー矯正は固定式のため、装置を外すことはできません。患者自身の管理は食事や口腔ケアに限られるため、インビザラインに比べて自己管理の負担は少ないです。
結論
インビザラインとワイヤー矯正には、それぞれ異なるメリットとデメリットがあります。見た目やライフスタイルを重視する人にはインビザラインが適していますが、重度の症例やコストを抑えたい場合にはワイヤー矯正が選ばれることが多いです。どちらの方法が適しているかは、歯科医師と相談し、個々のニーズや症状に応じて選択することが重要です。
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